top of page

グァタパラ新聞2024年1月


リベロン市の中央公園


生姜の最初の収穫物を抱える林良雄さん


 雲多き2024年元旦の朝で、初日の出を見ることが出来なかった。 

 日本では、1月1日午後4時10分頃、石川県能登半島地方を震源とするM7,6震度7の地震で、日本海沿岸に5m以上となるツナミ警報が発せられた。『能登半島地震と命名』。3日、日本時間で現在までに石川県内で57人の死者被害が報告され、さらに被害者が増えるとある。 


 農事文化体育協会の新年祝賀会並びに成人式場の中央公民館入口には、恒例になった門松が例年より太い竹で大きくしっかりした物左右に飾られてあった。 


 10時を僅か過ぎて、海老沢光次郎副会長から開会と登壇者への案内があり、長寿会長、婦人会長、そして6名の成人者登壇を知らせたが、五名の女性登壇者であった。今年の参加者は例年より少し多く約140名。 


 伯、日両国歌をCDに合わせて斉唱。新年の挨拶を高木ウイルソン当文協会長から始まり、祝辞を田中万吉長寿会長、荒川照婦人会長から戴いた。

 

 文協より成人者への記念品の贈呈があり、成人者男性では父親が受け取り、女性5名で3名は振袖で朱色を多く施し金色の帯、朱色と同色と思える帯、薄緑と朱色の帯、ピンクのドレスと朱色と思えるドレスで、全体的に明るさを醸し出していた。 


 成人者の『答辞』は女性で出生月日の早い落合寿美さんが、日本語で述べられた。 


 今年度の成人者、落合寿美・ベアトリス、渡辺奈津美・カロリーナ、上原円三、入田友里恵・ソフィア、高木友加・ラリッサ、林愛子・カーレンの各氏。

 

 1月1日の歌を田中万吉氏の指揮で参加者全員で歌い後、海老沢副会長から式典終了が告げられた。 


 祝賀会の開会は、清水勇監事長の乾杯の音頭で祝賀会となる。成人者からシャンパン、日本酒・白鶴、南部美人(岩手県二戸市の地酒)等二升が参加者に注がれ、ビールの他に準備された。酒好者には垂涎的なのだが、前に座る酒好者2人の内1人が殆ど飲まず、聞くと日本就労時に大変美味しく飲んだが、多量に飲むとその内に腰をとられ、歩行困難になったのでそれ以来、ビールは飲むが日本酒は差控えてると、ビールで上機嫌に盛り上がり周囲を笑わした。 


 4台のエアコンが設置され、今年は涼しい新年祝賀会を快適に過ごせた。 

 


新年の挨拶 

グァタパラ農事文化体育協会 会長 高木 ウイルソン 

 

 新年明けましてお目出とうございます。

 2024年が村民の皆様にとって良い年であることを心よりお祈り申し上げます。

 

 昨年は、当文協も様々な困難に直面しましたが、役員一同が素晴らしいチームワークを発揮し、その難題を乗り越えることができました。 


 成人式を迎えた皆様、誠におめでとうございます。今日から大人の仲間入りですね。ご家族の皆様もおめでとうございます。これから彼女たちも夢を追い、世界に羽ばたいていくことでしょう。社会で立派に活躍できますよう、皆さんで応援していきましょう。この成人式はブラジルではグァタパラだけがやって居る事、皆さん素晴らしい思い出になりますよ。皆さんが親に成り子供たちにも成人式が継続出来る様願います。 


 グァタパラ移住地も60年を超え、様々な面で進化してきました。保健所の充実や教育面など、日々の生活が向上しています。移住地独自の老人ホームの建設も検討するべき時ではないでしょうか?そうすれば若い世代も安心して仕事や勉強に励むことができるでしょう。 


 新型コロナウイルス発生後、世界は様々な変化に見舞われていますが、私たちが住むグァタパラは非常に恵まれた場所です。それは、地下に世界一の地下水である『Aquífero Guarani』が存在するからです。これは充分に幸せなことではないでしょうか。 


 グァタパラ移住地がこれまでに築かれてきたのは、先輩の移住者が頑張ってくださったおかげです。心より敬意を表し、感謝申し上げます。これからも前向きに子供や孫さんたちのことを思い、皆さんで力を合わせ、より住みやすい移住地にしていきましょう。 


 新しい年、2024年が皆様にとって健康で笑顔と幸せに満ちた年となりますよう、お祈り申し上げ、挨拶の言葉とさせていただきます。 

          2024年1月1日 

 


新年の挨拶 

        長寿会長 田中 万吉 

 

 皆さん、新年明けましてお目出とうございます。

 コロナ禍が終焉した事で、今年もこの様に、新年会が開催出来ます事を大変喜ばしく思います。 


 世界的には、ロシアのウクライナ侵攻が終わらない内に、イスラエルとハマスの戦闘は民間人が、2万人も巻き添えで亡くなっていると云う、残虐な戦争となっており、私達は移住して来た国がブラジルで、大変良かったと思っていますが、その戦争によっての気候変動による自然災害も多く成って来ている様な気がします。

 

 私達長寿会は、昨年11名もの新入会員がありましたが、当文協の御理解ある、温かい御支援と御協力を賜り、年中行事がとどこうり無く終る事が出来ました。会員一同と共に心より感謝しております。 有り難うございました。 


 そして本日成人式を向かえられた皆さん、大変お目出とうございます。又、今迄、大事に大事に育てて来られたご両親の皆さんも、一つの節目を超えられたとお喜びの事と思います。 


 成人者の皆さんにおかれましては、このグァタパラ移住地この様な成人式をして頂いた事を、思い出して忘れずに健康に留意して豊かな心を持って、社会に又、グァタパラに奉仕出来る人と成って下さる事を期待して本日の私の祝辞とさせて頂きます。 

           2024年 元旦 

 

 

新年の挨拶 

        婦人会長 荒川 照 

 

 新年明けましてお目出とうございます。 


 今、世界は、あちらこちらで紛争が続いています。それにエルニーニョ現象で暑い夏になっています。まるで地球と太陽がどんどん近づいているのではないかと思うほどの暑さを感じる日々です。この移住地は昨年より文協は、世代交代で会長さんが初めて二世となりました。私が入植して今年で62年になりますが「やっとか」と思っています。日語発表会や紅白歌合戦などどんどん進化して、おどろく変化です。私達婦人会は少人数にはなりましたが、皆様に恥じない会として頑張っているところです。文協のように若い人は呼べません。皆様それぞれ頑張っているからです。 


 これからも、やれるだけのことを頑張りますので暖かくお守り下さい。 


 今日成人式をむかえられた方々おめでとうございます。 

 そして、そのご両親ご家族にも、ありがとうおめでとうを申し上げます。 


          2024年 元旦 

 


答辞 

 

 新年明けましておめでとうございます。 

本日は私達の門出に当り、村の新年会に成人式をして下さり大変ありがとうございます。 


 私達は今日から成人として本日、文協会長様はじめ、来賓方々のご教訓をしっかり身につけ、ご期待にそうよう頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 


        2024年 元旦

        成人者代表 落合 寿美

 


文協第九回定例役員会 2023.12.2 

  

協議事項 


一、プール清掃責任者小林加弘氏から海老沢光次郎氏に替わる。 

一、プール入口の錠管理を井上亜椰さんが引き受けられる。 

一、植田修光氏宅下側の市街地ロッテを頭金30,000,00レアイスと残り三回払い6,666,66レアイスの条件で吉永利行、隆文両氏が提示され、これが最も好条件となり売却する。 

 


2023年度日本語学校修了式並びに学習発表会 

 

 今年度は、12月9日午後6時20分より父兄会の手で開催された。 


 父兄会代表の小林スエリ氏の開催挨拶から始まり、その進行を福嶋香織さんが務める。開催時は一般参加者約50名と父兄参加者が約40名であった。 


 当文協会長の高木ウイルソン氏からの祝辞と続く。 


今年度の作品コンクール入賞者 


B組:高木 良・エッタン イラスト・銅賞 

C組:佐伯 池谷・壇 書道・金賞、硬筆・金賞、作文・銀賞、絵画・銅賞 

〃 :福嶋 永志・ルッカス 書道・金賞、硬筆・銅賞 

〃 :茂木ユナ・ナタリア イラスト・銅賞 

D組:小林 美月 マイリ 絵画・銅賞 

E組:佐伯 池谷 真依 書道・銀賞、マンガ・銅賞 


センターテスト 


モヅロ 5:高木 良・エッタン、茂木ユナ・ナタリア 

モヅロ 4:福嶋 永志・ルッカス、小林美月・マイリ、小林 李瑳・マリ、吉岡 ユリ・メリッサ 

皆勤賞:福嶋 あゆみ・アリネ 

努力賞:福嶋 永志・ルッカス、小林美月・マイリ、小林 李瑳・マリ、野間 堀川 ユキエ・ラジャ

 

2022年度日本語能力試験合格者 


N4 佐伯 池谷 壇

 

 日語先生二名と太鼓・よさこいリーダーの人達に感謝の品が贈られた。また、文協職員にも御礼をされる。 


 学習発表会の司会を佐伯美智代さんが日伯両語で務め進めていると、6時40分から7時30分の約50分程停電があり、その中で携帯用明かりでも出来る種目を発表する。太鼓・よさこいを行っている若者を見ていると13名中男子2名、全校生徒の合唱でも16名中4名の男子と、どれを見ても男子の数が極端に少ないことを感じた。 

 


第八回自由市場開催 

 

 今回も暑い日差しの中、12月10日午前10時から始まるが、40分を経過したが客足は僅かと出足の悪い感じであった。 


 出店は13店で、2店が止めたが、新に2店が参加され、18名の参加者であった。48テーブルが用意された。新な参加者は人形、ライチ等内容の品々であった。 


 今回も、各店の品々を重複しながら記す。 


 木製イス4ケ、手芸のタペッテ、エプロン、ラン鉢、観葉植物、フキン、バック、手提げ、携帯入れ、小物ゴミ入れ、ススピーロ、パーリャ・イタリアーナ、地鶏卵、ミソ、苺ジャム、フルーツサラダ(二種類)アバカテ、ゴボー、アスパラガス、バナナ、潰しニンニク、粒ニンニク、シュークリーム、弁当、ピーマン、キャーボ、ナス、レモン、ウリ、タペッテ、キーホルダー、和製生地使用トッコ、小物入れ、エプロン、ギョウザ、肉マン、天プラ、のり巻きの輪切り、ツマミ饅頭、紋形饅頭、鯛焼き、焼饅頭、カリントウ、花ウメ、 

梅干し、タペッテ、蜂蜜、ジュルベーバの瓶詰、カリントウ(生姜、ショウ油味)味付シメジ、生シメジ、カレーライス、バター炒めシメジ、オニギリ、甘ナットウ(白、白大、ダイナゴン・豇豆(ささぎ))、マンジョーカ・シッピス、蒸し饅頭、タクワン(トンガラシ味)、フリカケ、茶漬け、ポップコン、味付ノリ、ソバ、焼ソバ、ガム、寿司、生姜菓子、冷やし中華、焼ソバ、ギョウザ、ブリガデイロ、弁当、アイスクリーム、パステル、ポテトチップ、ヒジキご飯、蒸し饅頭、焼饅頭、アゲ、肉マン、ギョウザ、モチ、オカキ、福神漬け、カキ氷、飲物、綿アメ、チョコレート、ガム、ポンデケージョ、サオガジーニョ、瓢箪人形、折り紙作りの楊枝入れ、ミニ人形、信玄袋、人形、ライチ、ライチジュース、ドリンク(ボージカ)、カキ氷(ライチ入り)、約110種目販売品であった。ガスレンジが4ケ所、電源4ケ所、ATM決済機2ケ所、PIX二ケ所。 

 師走でナタールのプレゼント買いを控える為か、客足が少なかった。 

 


モンブカ湖の清掃 

 

 11月22日から、ドラグラインによってモンブカ湖の清掃が市役所の手で始まる。 

湖畔がぬかり川石を投入して地面を固めたり、掘り上げた水草(大部分が蒲)や堆積物(上方からの流積物)は付近の文協地に運んでおる。12月末で幅8~10mで約250m位東方面右側に突き進んでいる。月曜から金曜日まで休むことなしに作業中である。 

 


第四七回グァタパラ紅白歌合戦 

 

 12月30日午後8時より、カラオケ愛好会による野球部の全面的サポートで、恒例の紅白歌合戦が開催された。紅組14人、白組13人女性が1人多く出場したので、その得点は半分づつ点を分けた。アトラクションには太鼓やヨサコイ、また、近代イルミネーションを駆使、舞台後方にテレビを設置、歌っている歌手が画像に現れる、新技術であり、プロの専門家が腕を披露。歌の方は熱戦が繰り広げられ、最終的には紅組が優勝された。対戦成績は紅組の23勝24敗となった。 

 


 

     

 羊、山羊の糞がコロコロは、食べてる草が消化しにくいため、反芻している間に、水分が沢山吸収され、消化出来なかった固形物が糞となるためコロコロ糞になる。成分は7~8割が水分で、残り3割が腸内細菌で、生きてる細菌やその死骸、あとの残りは消化管で吸収されなかった食べかすや古くなって腸から脱落した細胞などが含まれる。 


 視界に入った物は口にする傾向があるため、自然由来の紙で出来た書類などを食べられてしまった事があったようである。 


 寿命は10~15歳、2歳程で成長が止まり、10歳頃まで雌は繁殖が可能。中東のコルシカ島やイラン、小アジアの山岳地帯が原産で、羊は季節繁殖で、日照り時間が短くなると雌の発情がおこる。妊娠は147~150数日で、出産は春先の草の新芽が出る頃と言う。ブラジルでの出産で、この様習性の現象があるだろうか?ブラジルでは、時には年2度の出産があると言われる。 


他の家畜と比較。 

    体重      排糞日糧   水分含量      ㏗ 

馬 550~600kg 6~14kg     73~78%     6,4~7,0中性 

牛 500kg          20~25kg  82~86%     6,4~7,0中性  

羊 45~55kg     0,8~1,2kg   55~65%      6,8 弱酸性 

山羊 30kg     0,5~1,0kg  56~75%      6,8 弱酸性 

豚 100kg      2~3kg        65~75%        変動 

鶏 2~3kg    0,03~0,04kg 70~75%   7,5 弱アルカリ性 


 羊の糞には適度な量のカリウムが含まれ、塩化カリウムが非常に豊富でこのタイプの糞を使用すると、成長中の植物を燃やすのを避けることが出来る。使用は蒔き付け、植え付け15日前に施し、300kgで牛糞1000kgに相当する。 


 羊で作った堆肥には微生物が含まれ、土に混ぜ込むことで有機物を分解し、フカフカな土を作ることが出来る。 


 羊毛は、微生物によって完全に分解出来る生物分解性繊維であり、窒素、リン酸、カリなどの植物に必要な養分を含む。このため、羊毛を腐熱、土壌化することにより、良好な有機質肥料が得られる。糞を集める事で、窒素の追加供給を与える毛が含まれ、1㎡で3~5kgが理想供給量である。 


 羊の肉料理・ラムパサダー。 

 ラム(cordeiro)肉は生後12ケ月以下、それ以上に成長した羊はマトン(carneiro)。 

ラム肉特有の匂い成分は、脂肪部分に多く含まれる。脂身を取り除いてから調理をすると匂いが軽減する。臭み消しとして使われるローズマリーやカレーにも含まれるクミン等。 


 もう一つ、数十年前使用人がカピバラを仕留めたと言って片股を持って来てくれた。その折の話では一夜マンジョッカの葉を股の部分に張り付けてあり、肉に付いている脂を煮立てて出来る液体はリュウマリの痛み止めに効果があると言う。その部分の脂の所に特に葉が張り付けてあった。肉は一切れだけ頂いて食べたが、その時はあの独特の臭みは感じなかった。グーグルでは、リンパ節を取り除くことで臭みが軽減するとある。 


 ブラジルでラム肉の匂い消し一般調理方の羊肉味付け。10kgの羊肉。 

一、レモン汁一コップ(コップアメリカーノ) 

二、塩(普通)一コップ・4回に分けて入れ 

三、酢    一コップ 

四、油    一コップ 

一、三、四を入れ塩1/4を入れて羊肉をよく混ぜ、これを4回繰り返しながら塩を入れていく。その出来上がった物を4時間程置き、炭火等で料理する。 (グーグル引用) 

 



訃報 

 

 B.C区在住の寺内ユキエ(享年92歳)さん。1962年6月23日着伯第5陣、島根県邑智郡石見町出身。長らく自宅に於いて加療中でありましたが、12月15日午後11時リベロン市ウニメジ病院で永眠されました。 


 葬儀は翌日16日、創価学会友人葬で執り行い、埋葬は家族、親戚にて午後4時より移住地墓地に埋葬致しました。

 

 故人は亡き夫実雄氏が、広島市原爆投下の一週間後に救護班として広島入りをして居り、いつも夫の被爆を案じておりました。 


 ご逝去を哀心よりお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈り致します。 

 


会葬御礼 

 

 母、寺内ユキエ(享年92歳)儀は、去る12月15日ウニメジ病院で永眠致しました。自宅に於いて創価学会の友人葬で執り行い、埋葬は家族親戚で行いました。 


 生前、長い間懇意に賜りました村民の皆様には御多忙中、猛暑中にも係らずご会葬頂き、その上過分なる御香典、御供花を頂きましたことを哀心より感謝致し厚く御礼申し上げます。 

      2023年12月 

          喪主 寺内 富士夫 

          親族  一同 


 尚、勝手ながら香典返しの儀は略させて頂き、寸志をグァタパラ文協、長寿会、島根県人会支部に寄付させていただきました。 

 


訃報 

 

 E区在住の上野忠彬(享年80歳)氏、1962年9月11日着伯、台湾生れ、兵庫県丹波市出身、1984年2月モジダスクルゼースより転住。長らく自宅に於いて加療中でありましたが、12月20日午前5時頃自宅で永眠されました。 


 葬儀は12月21日午前7時半より、自宅で告別式後移住地モンブカ墓地に埋葬致しました。 

 ご逝去に心から哀悼の意を表し、謹んでご冥福をお祈り致します。 

 


会葬御礼 

 

 夫、上野忠彬(享年80歳)儀は、去る12月20日自宅で永眠致しました。

 

 翌日、自宅に於いて告別式を執り行い後、モンブカ墓地に埋葬しました。皆様方には生前懇意を賜りました上、御多忙中にも係らず御会葬頂き、その上過分なる御香典、御供花、御弔辞を賜り、厚く御礼申し上げます。 

        2023年12月 

           喪主 上野 真喜子 

           他 親族  一同 


 尚、本来ならば個別に参上の上、御礼申し上げるところですが、取り込み中勝手ながら香典返しの儀は略させて頂き、寸志を当文協、山形県人会支部、教会に寄付させて頂きました。 

 


訃報 

 

 D区在住の吉永キヌヨ(享年97歳)さん、1963年5月15日着伯、第13陣、佐賀県西松浦郡西有田町出身。肺炎で長らく入院加療中でしたが、12月28日午前7時リベロン市サンパウロ病院で永眠されました。 


 葬儀は同日午後4時30分より聖家族教会で執り行い後、移住地内モンブカ墓地に埋葬致しました。 

 故人は、福岡市内での米軍機空襲が最も人生中で印象に残ると言っていました。 

 ご逝去を哀心より痛み、ご冥福をお祈り致します。 

 


訃報 

 

 故、大塚偉作夫氏次男・猛(享年71歳)氏、岡山県真庭郡勝山町出身、1963年4月18日着伯、第12陣。長い間、長野県佐久市に就労中でしたが、闘病療養中薬石甲斐なく12月末に死亡されました。

 故人の逝去を悼み、謹んでお知らせいたします。ご冥福をお祈りします。 


 

俳句 グァタパラ俳句会 

 

動物と共存共栄愛護デー    林 みどり 


梅が香や令和の御代も五年過ぎ 富岡 絹子 


古里なる大地に根ざし梅咲けり 高木美代子 


老二人すて猫のら犬家族なる  脇山千寿子 


草梅や移民に涙の歴史あり   近藤佐代子 


老木に徒長枝立ちて梅の花   田中 独行 


箱の中ままごとごときを蒔く  菅原 治美 


多収穫花梅里の手土産に    脇山クララ

 

〔次回兼題〕十二月、羽蟻、昼顔、当季雑詠 

 


【編集後記】 


 前回の12月号で、新聞作成後査読し幾ヶ所の誤字と助詞を訂正、コンピューターの上書く保存を押したので安心してプリントに回したら、誤字のままの状態であった。コンピューターのプログラムが古い為かと思い、プログラムの更新をして頂く。その折、今有る記録は全部保存されると言われたので、そのままプログラム更新をすると、大きな作成記録程無くなっており、2014年以前の物が殆ど消えてしまった。次男に復元してもらうが半分以下、しかも写真等は全部失っていた。大変な失敗作である。 


 妻が日本で郵送した小包が届くと、2ヶで6,000,00レアイス(20万円相当)の課税、それ程の価値が無いと言うので破棄する前に次男に知らせると、税務局に打診し1回だけ再評価申請が出来ると言われ、その手続きをしたら270,00と200,00レアイスの課税金に成り、やっと受け取れた。一度だけ再評価の申請が出来る事。納税者番号(C.P.F)は必ず記載が必要、それが無いと破棄される。

Comments


bottom of page