昨日は、私の所属している近畿産業考古学会の2023年度年次大会が行われました。午前中は鴨川運河の見学会で、(鴨川運河は琵琶湖疏水の一部で鴨東運河の鴨川合流点から伏見区堀詰町までの全長約9kmの運河のこと)鉄道の発達により現在は船は通っていませんが、当時からの橋や墨染発電所、伏見インクライン跡などを見学することができました。途中、撞木町遊郭の入り口の門柱もあり、少し前まではそれらしき建物も残っていたそうです。地下鉄で蹴上まで移動し、琵琶湖疏水記念館で学芸員の解説を伺ったあと、総会・研究発表会でお開きとなりました。お天気もよく、綺麗な紅葉も見れて気持ちの良い1日を過ごしましたー。
さて、林良雄さんから定例のグァタパラ新聞が届きました。今月の写真は、養鶏を止めた鶏舎に生い茂った草対策に飼い始めたという羊ちゃんのお写真です。羊ってのどかで平和な印象ありますね。
林家の羊
文協第七回定例役員会 2023.10.7
協議事項
一、グァタパラ市役所の知らせによるセテスビ(CETESB)、ダイエエ(DAEE)からモンブカ湖清掃許可が出る。
一、グァタパラ保健局の水中エアロビクス教室を、文協プールで行うことを認める。
一、文協職員に10月13日の平日と11月20日の黒人の日を振替、10月13日を休日に許可する。
一、当地開催のゲート・ボール大会用カップ(1,000,00レアイス相当)の協力を承認する。
第五十五回敬老会
去る10月1日、婦人会主催の第五十五回敬老会が開催された。
先没者への黙祷から始まり、荒川照婦人会長の挨拶では皆さんの健康を称え、婦人会も少人数でガンバッテいることを知らせた。祝辞を高木ウイルソン文協会長の、今までの先輩への感謝等など。長寿会の田中万吉会長は、婦人会の敬老会開催には少子高齢化中において心より感謝された。
現在96名の敬老者でありA区12名、BC区33名、D区19名、E区32名となられる内、参加者は男性21名、女性32名全部で53名。男性の代表に小山田喜八郎氏、女性代表に藤山節子の両氏が記念品を受け取られた。参加者の内、車椅子で3名が参加される。
十脚つなぎのテーブルが準備され、その各テーブル上にガーベラの花鉢が飾られた。各敬老者に記念品が手渡され、その上日語生徒の日本語メーセージカードが、生徒各自から手渡しで配られた。
出し物の演芸会は婦人会の幕開け、浴衣姿で金色の団扇で披露、誠グループの太鼓、カラオケ愛好者より歌謡等が、演芸会を盛り上げた。日語生徒の7匹のやぎならず6匹のやぎの寸劇があり、これも面白く拝見する。そうした中、女子青年が飲食を切らすこと無しに幾度もテーブルを廻り、これには心から感謝する次第であった。 本当にご苦労様でした。
第六回自由市場開催
10月8日、朝の内小雨が降るが開催時頃には止み、第6回目が開催された。
出店は12店であり、18名が参加される。
6人掛けのイスと30テーブルが用意され、初出品はアサイ味のアイス、冷し中華、アンパン、ご飯と焼き豚のスライスが販売された。
今回も、各店の品々を重複しながら記す。板で作った鉢入れ、ラン鉢、多肉植物、アンテーム、手提げ、エプロン、鍋しき、携帯入れ、フキン、ススピーロ、パリャ・イタリアーナ、バナナ、黒ニンニク、潰しニンニク、粒ニンニク、シュークリム、タクアン・スライス、アンパン、弁当(稲荷、赤飯、コロッケ等)、ゴーヤ、キュウリ、手提げ、小物入れ、和服生地の縁取りトッコ、のり巻きの輪切り、焼き饅頭、蒸し饅頭(餡子、クリーム味)、紋形饅頭、ツマミ饅頭、鯛焼き、ワッフル、カリントウ、味噌、マカロンの塩味つまみ、カリントウ(生姜、緑茶、黒砂糖味等)、プチトマト、きのこの煮しめ、花うめ、ぽたぽた焼き煎餅、マンジョッカ・シュッピス、切りコンブ、甘ナットウ(白、ダイナゴン、白大)、蒸し饅頭、ふりかけ、かつおパック、焼きソバ、生姜菓子、焼き饅頭、ガム、アサイ味のアイスクリーム、寿司の詰合せ、カッパ寿司、焼豚スライス、ご飯と焼豚スライス、おにぎらず、冷し中華、アラレ(ショウ油、塩味)、ラッカセイとアラレミックス、ラッカセイ甘味、オカキ、大福、モチ、弁当、肉マン、ギョウザ、蒸し饅頭、焼饅頭、福神漬、酢レンコン、蜂蜜、弁当、シュッピス、パン、焼トリ、飲み物ビール、水、綿アメ、チョコレート、ピロリット、笠チョコ、ポン・デ・ケージョ。約80品目販売品であった。
加熱を必要とする食品店では、ガスレンジが4ヶ所、電源3ヶ所、ATM決済機が2ヶ所。販売状況は把握していないが、益々重複品が減って来ている。
長寿会自然保護地見学
去る10月14日、長寿会員23名はサン・シモン在住の笹さん(1960年代グァタパラコチア倉庫職員・当時両親はクラビニョース在)ご家族の案内でルイス・アントニオ自然保護地見学。2人の女性職員と警備員の説明を受けながら、サンパウロ周辺では一番面積の広い生態ステーション・ジャタイを見て回った。
ここは、研究と環境教育活動を通じて生態群系の生物多様性を保護するために1982年に設立された場所だそうです。
もとは、1950年モジアナ鉄道会社の使用地で、セラードの自然植木、とくにペローバやイッペイ、カブレウバ、ジャトバ、セードロが生殖していて、その木を利用して枕木、柵の支柱、列車の薪燃料にも使用し、土木建設、カヌー、家具等が作られていたそうです。伐採しつくした跡地はイタリア系の地主が穀物を植えていたそうです。
現在9,000ヘクタールの面積を持ち、再生中の季節の森林植生があり、数種類の動物や植物が多様性を備えてサンパウロ州の管轄で保護区として構成されている。
また、この保護区にはモジ・グァス川のほとりに、15の池があり多数の魚や鳥の生殖地としても機能している。
昼食は町の食堂で取り3時頃帰路。
今度も茂木茂子さんの計らいで、バスを市に交渉して頂き、笹さんご家族の皆さんに案内されブラジルらしいスケールの大きさに感動しました。
文責・新田 孝二
・ルイス・アントニオ自然保護地ジャタイ内にある人口貯水湖。
第63回東北高齢者ゲートボール大会
ゲートボール愛好会々長 藤山 純基
グァタパラ、ゲートボール大会女性チーム準優勝。
去る10月22日、グァタパラ、ゲートボール場にて、当文協後援の第63回東北高齢者大会が行われ、近隣都市から12チーム(各5名)の参加があり、グァタパラABの2チーム、リベロン・プレットABCの3チーム、モンテアルトAの1チーム、アララクワラABCの3チーム、グァイラABの2チーム、イツヴェラーバAの1チーム。
暑さにも負けず熱戦が繰り広げられた。午前中は予選で12チームを3グループに分け(各グループ・リーグ戦)で上位8チームが決勝トーナメントに進出する。グァタパラ男性軍はリーグ戦1勝2敗順位9位で予選通過ならず、女性チームは2勝1敗の5位で予選を通過し、決勝トーナメントでは、リーグ戦で敗れたリベロンにも勝ち、決勝戦でモンテアルトチームに負けたが、内容は接戦で見事に準優勝。女性だけの構成チームは今回が初めての大会でしたが、日頃の練習の成果が出てミスが少なかった様に思えた。おめでとう御座います。
昼の食事は、野球部の方々が同じスポース精神だからと、気持ちよく引き受けて下さり、また家族関係者からも進行の協力を得て、無事大会を終えることが出来ましたことに感謝を申し上げます。
埋草・同窓の回想録・記録編
第4回グァタパラ小学校卒業生(1968年度)
・園部 一位 茨城県西茨城郡七会、1964.6.7 第24陣、妻・ユカリ、日本在中死亡・静岡県、
一男二女あり。
・渡辺 和男 茨城県筑波郡谷田部、1964.6.7 第24陣、グァタパラ在会社員、三男一女あり、
近年死亡。
・谷岡 浩司 山口県阿武市、1964.9.20 第26陣、イタペチニで農業に従事、故事に遭遇、
技術に勤しみレントゲン技師、一男一女あり。
・海老沢 康志 茨城県筑波郡谷田部、1964.6.7 第24陣、グァタパラ在、
夫妻で日本就労・東京都、三男一女あり。
・野林 清 前述、第12陣、ブラジリア・タグァチンガへ移転 死亡。
・吉野 雅彦 山口県 ブラジリア在医師で現在定年退職。
・井上 操 山形県西村山郡西川、1965.2.11 第29陣、グァタパラ在・商業、一男三女あり。
・管野 三義 山形県長井市、1964.5.20 第23陣、ミナス州ウベルランジア在、
・設楽 直人 前述、第17陣、妻・クラウデッテ、サン・ジョゼ・ドス・カンポス在研究所勤務、
二男あり。
・高橋 正 前述、第10陣、ミナス州在。
・雫田 武志 前述、第14陣、リベロン・プレット市在、商業、一男二女あり。
・菅原 勉 前述、第13陣、日本在・東京都、会社経営、一男三女あり。
・園部 あけみ 茨城県西茨城郡七会 1964.6.7 (現姓・渡辺)夫・正美、オウリニョースへ婚姻後、
日本帰国。二女あり。
・岸田 福子 前述、第14陣 (現姓・鈴木)カンポ・グランデ在、一男二女あり。
・設楽 秀子 前述、第17陣 (現姓・佐伯)日本在、二男あり。
・佐久間 ひふみ 茨城県北茨城市 1964.6.7 第25陣 (現姓・渡辺)日本在。
・高木 和子 前述、第十陣、リベロン・プレット市在、四男あり。 死亡。
・渡辺 和子 茨城県筑波郡谷田部 1964.6.7 第24陣 (現姓・海老沢)グァタパラ在、
日本就労、三男一女あり。
・伊藤 京子 山口県佐波郡徳地、1964.12.13 第28陣 (現姓・多田)グァタパラ在、
一男四女あり。
・倉持 真利子 前述、第14陣 (現姓・辻本)夫・広志、ノーバ・ヨーロッパ在、一男一女あり。
・小林 巻子 前述、第10陣 (現姓・佐々木)グァタパラ在、二男あり。
・阿部 美紀子 茨城県北茨城市 1964.8.20 第25陣、(現姓・井上)、グァタパラ在、
一男三女あり。
・菅原 美智子 前述、第13陣 (現姓・新田)グァタパラ在、三男あり、ただし一男死亡。
・高木 幸江 前述、第10陣 (現姓・鈴木)リベロン・プレット市在。
・岡田 静江 前述、第11陣 (現姓・多田)サンベルナンド市在、一男一女あり。
・岡田 敏江 前述、第11陣 (現姓・落合)カジュール市在 一男二女あり。
・森井 恒子 茨城県東茨城郡鯉渕、1964.5.20 第23陣、日本在、シスター。
・斉藤 洋子 前述、第14陣 (現姓・赤坂)夫・エジソン、サンパウロ市在、二男一女あり。
・上村 洋子 佐賀県伊万里市山代町出身 1961.2.16 (現姓・渡辺)グァタパラ在、
三男一女あり。
・井上 裕子 山形県西村山郡西川、1965.2.11 第29陣、二男二女あり。
・松田 明 山形県新庄市、1964.12.13 第28陣、小学6年2学期に両親一家と渡伯。
移住して3年目にリンコン市内の牧師の家へ、ポ語習得の為に居候し2年程でグァタパラに
帰る。移住地内小学校卒業後、イタペチンガ農業中学に入校するが、農学校とは名ばかり
で、貧困家庭の生徒が大半であり嫌気がさし、リベロン市内のオトニアル・モッタに転校し
卒業する。サンパウロ市内で旅行社、レストラン経営、二女あり。
訃報
元5区で営農後、ジャボチカバール市内に在住していた和田博(享年74歳)氏、1963年6月13日着伯第14陣、島根県飯石郡赤来町出身。長らく病気加療中でしたが、10月5日午後リベロン・プレット市の病院で永眠されました。
葬儀はジャボチカバール市で執り行い、10月7日午前11時にモンブカ墓地に埋葬致しました。
ご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り致します。
訃報
BC区在住の落合淑子(享年93歳)さん、1963年6月13日着伯第14陣、島根県飯石郡掛合町出身。長らく自宅において加療中でありましたが、手当の甲斐なく10月8日午後8時過ぎに自宅にて永眠されました。
葬儀は仏式で執り行われ、お別れの儀は身内だけで行い、翌9日午後4時よりモンブカ墓地に埋葬されました。出棺にあたり、六道は久しく見られなかった親族の男衆で固められ、未だ残されてる為来りに敬畏を表します。
ご逝去に心から哀悼の意を表し、謹んでご冥福をお祈り致します。
会葬御礼
母、落合淑子(93歳)儀は、去る10月8日自宅において老衰により永眠致しました。
翌日、自宅にて身内によりお別れの会を執り行い後、移住地墓地にて、告別式を行い埋葬致しました。
皆様方には、御多忙中にも係わらず御会葬頂き、その上過分なる御香典、御供花、御弔辞を賜り、厚く御礼申し上げます。
本来ならばいちいち参上の上御礼申し上げる処ですが、グァタパラ新聞紙上をお借りして御礼申し上げます。有難うございました。
喪主 落合 秀史
他 親族 一同
尚、香典返しの儀は略させて頂き、寸志を当文協、長寿会、当島根県人会に寄附させて頂きました。
俳句 グァタパラ俳句会
ぶら下る小さな巣籠に小さき鳥 脇山千寿子
天国に桜咲くやと友に問う 富岡 絹子
運動会親子三代村の春 近藤佐代子
猛暑でも道の駅は大賑わい 林 みどり
ゲート場横のしき地に春桜 脇山クララ
春が来て重ねる歳よまた一つ 菅原 治美
見渡たせば春の色あり野に山に 高木美代子
老いて尚自給楽しき春野菜 田中 独行
〔次回兼題〕種蒔、梅、動物の日(犬の日) 当季雑詠
【編集後記】
妻が日本の母が収穫した花豆(草津豆・紅花インゲンとも)を持って来たので、70粒程蒔いてみると見事全部発芽し、つるを伸ばし2メートル程に成長。そして、開花したのは殆どが赤い花で僅かに白い花を付けたが莢がさっぱり付かず、高嶺植物とも言われるので、ブラジルの暑いこの地では無理かもしれない。また、スナップエンドウ、枝豆も蒔き付けたがこの方は2割程の発芽であり、種取り位の本数である。枝豆を数本抜いて試食すると、大粒の豆で甘味がある。その他、義母の収穫した大粒の小豆を、降雨が多くなってから蒔いてみたが、こちらはよく発芽し今成長盛りである。ウリもプランターに蒔き付けよく発芽したが、黄金虫に葉を食べられながらも定植出来た。
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